Things from the FloodのKickstarter開始

Things from the Flood - Sequel to Tales from the Loop RPG

Simon Stålenhag氏のイラスト集をベースに、もうひとつの80年代と、粒子加速器(Loop)が設置された村の子供たちの冒険を描いたRPG、Tales from the Loop
その続編にして、90年代の暗さと成長した子供たちを描くシステム、Things from the FloodのKickstarterが始まりました。初っ端から飛ばしており、4時間程度で既に目標額の9倍を達成。初期に準備されたストレッチゴールは全て達成されそうな勢いです。

今回も原作となる画集と物語があります。前回同様イラストはそちらからの引用が多いみたいで、見応え十分でしょう。さらに、書き下ろしの表紙(Kickstarterページの一番上の画像)も素晴らしい出来映え!

大いに刺激を受けたので、プロジェクトの説明部分をテキトー訳してみました:

プロジェクト概要

始まりは1994年のクリスマスの日。黒い水が、突如として土壌よりあふれ出し、僕らの家と暮らしを呑み込んだ。ループ内の深部が発生源だったらしい。その水が何であれ、全てを変えてしまったのはこの洪水だ。元通りになることはなかった。

おかえり、ようこそループへ。今や状況は異なります。

2017年に、私たちはStålenhagの最初のアートブックを元に、テーブルトップ・ロールプレイング・ゲームのTales from the Loopをリリースしました。このゲームはすぐさまヒットし、最初の二刷りは売り切れ、その年のENnies賞でなんと5部門(Best GameProduct of the Yearを含む)、Golden Geek賞で3部門(Best RPGを含む)に輝きました。

さあ、ループに戻り物語を続ける時がやってきました。Things from the Floodにおいて、みなさんは1990年代のティーンエイジャーをプレイします。10年の変化と災害を経た時代です。みなさんは今でも、日々の生活と、友達と一緒にわくわくするような謎を解決することとの、危うい均衡を保っています。けれども、時代は陰鬱さを帯び、危険は増大しているのです。

私たちFree Leagueは、Mutant: Year ZeroCoriolis - The Third Horizon、Tales from the Loop、Forbidden Landsといったロールプレイング・ゲームの製作と出版を行いました。Simon Stålenhagのアートブックの元々の出版社でもあります。スウェーデンの熟練ゲームライターNils Hintzeがこの本のリードライターであり、Free Leagueのチーム全体がそれを支え、プロジェクト管理、編集、グラフィックデザインを担当してます。

このゲームのアートの大半は、Simon Stålenhag本人の手になるものです。大部分のイラストは、アートブックThings from the Floodから持ってこられました。収録シナリオの多くは、アートブックのイラストをベースにしています。とはいえ、このRPGには、カバー画像を含めた、新規のオリジナルアートも含まれる予定です。

本はUSレターサイズで、約200ページになるでしょう。

Tales From the Loopの支援者? あなたが2016年の終わりに、元のTales from the Loop RPGを支援していたなら、Things from the FloodのコアブックPDF(このKickstarterのストレッチゴールのうちデジタルなものを含む)を追加の支払いなしで入手できます。このKickstarterに一口乗って、実本を手に入れることだってできます。

洪水後の世界

今や状況は変わりました。

世界はもはや、さほど無邪気には映りません。

時は90年代、かつて巨大だったLoopは閉鎖されてしまい、その実験は放棄され、その土地は有力企業Kraftaに買い取られました。みなさんはもはや子供ではなく、変化の10年をなんとか切り抜けようとしているティーンエージャーです。変化はみなさんの内側とまわりの両方に起きてます。

洪水はかつての牧歌的な島々を、黒い湿地帯へと変えてしまいました。土壌からあふれ出す黒い水は、ループ本体の内側が源だ、というものもいます。機械類は奇妙なウィルスに冒され、信用のおけない危険なものへと変貌しています。

それでも、以前同様に人生は続くのです。みなさんは学校に通い、哀れにも恋に落ち、退屈から逃れるために手を尽くそうとしています。他のティーンエイジャーが行方知れずになった、さらには死体が見つかったなどと耳にしたなら、みなさんはまたグループを集める時が来たと悟るのです。

いずれにせよ、この洪水に端を発する状況が本当はどのようなものなのかを解明することになるでしょう。

このゲームでは何をするの?

みなさんは1990年代に大人へと成長しゆくティーンエイジャーとなり、日々の生活の釣り合いを保ちつつ、友人たちと共に暗い謎を解決しようとします。

ゲームのコア部分はTales from the Loopと同じですが、テーマが異なります。子供らしい驚きと発見の物語は失われ、ティーンエイジャーとその世界に対する暗い脅威が取って代わります。全ては変化しつつあり、全ては崩壊の最中にあります。これに対処する方法を見つけ出すことが、このゲームの大きな部分を占めます。

みなさんはもう子供ではなく、世界はさらなる興奮と危険の両方に満ちています。ティーンエイジャーは怪我をするかもしれませんし、命を落とすことすら起こりえます。危険はかつてないほどに増大しているのです。

目移録 拙訳 コメント

デンジャー・パトロール ポケット版

レディ・ブラックバードのデザイナーである、John Harper氏が2010年頃から取り組んでいた、パルプSFヒーローものRPG。
それがデンジャー・パトロールです。

今回はその真髄を1ページに集約した、Danger Patrol Pocket Editionの訳を簡単に作ってみました。
本来はメモ帳や名刺用紙を、シートや脅威カードとして用いるのですが、簡易キャラクターシートが有志により作成されていたので、その訳もつけました。

デンジャー・パトロール ポケット版

ライセンスは共に、Attribution-NonCommercial-ShareAlike 3.0 United Statesです。
この訳のハックを作成し、公開される場合などは、同じライセンスにしたがってください。

次々に襲い来る世界への脅威に立ち向かう、宇宙を股に掛けるヒーローたち。
このシステムは、様々な力を有する彼らの戦い、災害への対処、そして行く手を遮る危難の数々を描き、彼らの活躍を楽しむという内容です。
シナリオは基本不要で、最初の脅威(PC人数+3)を事前作成するか、ランダム表を振って作り、メモ帳に書き写せば準備完了。
ヒーローたちのアクションとその成り行きを、ロールプレイやドラマを描く素材として用いて盛り上がり、物語は彼らの通った後に生まれるというスタイルです。

今回はポケット版の名前が示すように、元ルールのエッセンスだけを抽出した簡易版となります。
実のところ、元ルールは2010年に出たベータ版のまま開発が止まっており、復活の目処は立ってません。
より手軽に遊べるその2年後に登場したのが、このデンジャー・パトロール ポケット版です。
とはいえ、内容を読む限り、十分に楽しめる工夫が施されているので、よければ試してみてください。
このミニマムさは、1ページRPGにも通じるものがあるかもしれません。

あと、明記はされてませんが、面子によってはGMなしでも回る作りになってます。
というのも、セッション構造はわりとかっちり作られている上、PCに降りかかる危機はPLたちがその場で考案していく方式なので、明確にGMのみが担当する役割がないからです。
ルール慣れするまでは演出の補佐や、脅威カードの準備係としてGMを置く方が遊びやすいでしょうけど、2回目はGMレスでプレイする、なんてのも楽しいかもしれません。
素養のいいルールだと思うので、どうぞいろいろ試してみてください。

拙訳 コメント