デンジャー・パトロール ポケット版

レディ・ブラックバードのデザイナーである、John Harper氏が2010年頃から取り組んでいた、パルプSFヒーローものRPG。
それがデンジャー・パトロールです。

今回はその真髄を1ページに集約した、Danger Patrol Pocket Editionの訳を簡単に作ってみました。
本来はメモ帳や名刺用紙を、シートや脅威カードとして用いるのですが、簡易キャラクターシートが有志により作成されていたので、その訳もつけました。

デンジャー・パトロール ポケット版

ライセンスは共に、Attribution-NonCommercial-ShareAlike 3.0 United Statesです。
この訳のハックを作成し、公開される場合などは、同じライセンスにしたがってください。

次々に襲い来る世界への脅威に立ち向かう、宇宙を股に掛けるヒーローたち。
このシステムは、様々な力を有する彼らの戦い、災害への対処、そして行く手を遮る危難の数々を描き、彼らの活躍を楽しむという内容です。
シナリオは基本不要で、最初の脅威(PC人数+3)を事前作成するか、ランダム表を振って作り、メモ帳に書き写せば準備完了。
ヒーローたちのアクションとその成り行きを、ロールプレイやドラマを描く素材として用いて盛り上がり、物語は彼らの通った後に生まれるというスタイルです。

今回はポケット版の名前が示すように、元ルールのエッセンスだけを抽出した簡易版となります。
実のところ、元ルールは2010年に出たベータ版のまま開発が止まっており、復活の目処は立ってません。
より手軽に遊べるその2年後に登場したのが、このデンジャー・パトロール ポケット版です。
とはいえ、内容を読む限り、十分に楽しめる工夫が施されているので、よければ試してみてください。
このミニマムさは、1ページRPGにも通じるものがあるかもしれません。

あと、明記はされてませんが、面子によってはGMなしでも回る作りになってます。
というのも、セッション構造はわりとかっちり作られている上、PCに降りかかる危機はPLたちがその場で考案していく方式なので、明確にGMのみが担当する役割がないからです。
ルール慣れするまでは演出の補佐や、脅威カードの準備係としてGMを置く方が遊びやすいでしょうけど、2回目はGMレスでプレイする、なんてのも楽しいかもしれません。
素養のいいルールだと思うので、どうぞいろいろ試してみてください。

私家訳